3歳、英語のレベルはどの程度?
娘がイングリッシュスクールに通い始めて1年が経ちました。
英語のレベルを語ることは難しいところですが、イングリッシュスクールに通っているからと言ってネイティブスピーカーと同じレベルでペラペラと話せるようにはならないのが現実です。
もちろん環境による違いはあると思いますが、ネイティブスピーカーと同じレベルの英語力を求めるのであれば、スクールに通うお友達の中に「ストロングスピーカー」と呼ばれるイングリッシュスピーカーが沢山いることが重要ではないかと感じます。
娘の通うスクールには残念ながらストロングスピーカーが本当に少ない、、、。
英語力の上達に、先生から学ぶことはもちろん大切なのですが、それ以上に(?)お友達同士の会話って重要だなと感じます。
でもまあ、ここは日本だし、都会でもないし、そこは仕方ない。
ネイティブスピーカーと比べてしまうと娘の英語力はだいぶ劣ると思いますが、それでも私の中学生時代よりは、はるかに上手に英語を操れています。
今朝の会話の一部を紹介します。










英語と日本語の違いは完全に理解している娘ですが、海外へ行く経験をしたことはありませんでした。
そもそも海外と言う概念はあるのか、ないのか、、、。
そんな娘とこの夏、彼女にとって初の海外となるカナダへ行ってきたのです。
スポンサーリンク
カナダに行くならやっぱり夏!
過去に3年ほど暮らしたことのあるカナダ。
カナダと言っても冬はマイナス40度にもなるエドモントンでそのほとんどを過ごした私です。
日本人がほとんどいなかったエドモントンでは大変なことも沢山ありましたが、その分学びも多くありました。
色んな人に助けられ、その度に人々の優しさに感動しましたし、日本人として自信を持っても良いのだ、と教えてもらった地であります。
さすがに3歳の子どもを連れて真冬のエドモントンへ行こうとは思いませんが、反対に夏は日本と比べてもとにかく過ごしやすく、田舎の大自然を満喫できる場所、イベントが盛り沢山です。
なによりも一日がとても長~い!!
22時頃まで昼間のように明るい夏は、21時になっても公園で遊んでいる親子や、グランドでスポーツを楽しむ子供たちが沢山います。
実際私たち親子も、時差ボケよりもカナダ時間ボケになりました。
カナダ、と一言で言ってもその国土の面積は世界第2位。
気候も場所によって様々です。
ここまでの「カナダの夏」の話はあくまでアルバータ州エドモントンの夏です。
スポンサーリンク
田舎での短期留学(サマーキャンプ)
今回私は娘を連れ、約3週間をエドモントンで過ごしました。
エドモントンはバンクーバーのような都会と比べると日本人が少ない地域です。
3週間のうちのたった1週間ですが、娘はYMCAの主催するサマーキャンプに参加してきました。
YMCAでは7月と8月の2か月間、1週間ごとに申し込める様々なキャンププログラムがあります。
例えば、今週はスイミングプログラム、来週はダンス、再来週はサイエンス、など、自分の好きなプログラムに参加可能なのです。
3歳児が参加できるプログラムは数少ないのですが、娘に選んだプログラムは「Preschool Dance (3–5yrs) ½ Day Camp」でした。
日本ではフルタイムでスクールに通っている娘でも、知らない土地、日本語を話す人や理解してくれる人はゼロ、の完全英語の環境で一日を過ごすのは難しいと思っていたので、半日キャンプは丁度良かったです。
予想してはいましたがクラスに日本人は娘だけ。
3歳児も娘ともう一人だけで、他は4歳、5歳のお兄さんお姉さんでした。
当然かもしれませんが、田舎であればあるほど日本人の数は減ります。
また、留学エージェントの扱う商品もバンクーバーなど大都市でのプログラムが中心ですから、エージェントで取り扱いのない地域でのキャンプは、日本人が少なくなります。
「どうせ留学するなら日本人のいない地域へ行きたい」、と考える方も多いと思います。
でも実際、日本人が全くいない環境は子どもにとってはどうなのでしょうか?
スポンサーリンク
サマーキャンプで感じたこと
私自身は今回のキャンプを体験した上で、「クラスに日本人のお友達がいた方が良かったかな。」と感じました。
もちろん3歳と言う年齢と、1週間しかキャンプに参加していないので慣れたころに終了してしまう、と言う中途半端な体験ではあります。
でも、もしクラスに日本人のお友達がいたら、もっと安心してキャンプに参加できたのかな?、と感じました。
実際、娘は1週間ほぼ毎日泣きながらキャンプに通いました。
「お母さんがそばに居てくれたらがんばれる。だからここで見ていて!」と、何度も何度もお願いされました。
私が教室の外から見ている間は泣かずに「がんばる!!」とジェスチャーで合図を送ってくるのですが、席を離れようとすると涙を流す、、、。
娘をスクールに置き去りにして行くようで毎日心苦しかったです。
それでもお迎えの時間に泣いていたことはなく、私を見つけるといつもとびきりの笑顔で手を振って、「楽しかったのー!!」と言ってくれました。
先生の話では、私が帰った後はすぐに泣き止み、クラスに参加していたそうです。
そんな娘がとても勇敢で、頼もしく思えました。
YMCAのとても良いところは、中学生ボランティアのお兄さんお姉さんがクラスに沢山いてくれて、子どもたちをサポートしてくれることです。
娘は本当にこの中学生ボランティアの皆さんに助けられました。
むしろボランティアのお兄さんお姉さんたちがいなかったらどうなっていたことか、、、と思いうと恐ろしいくらいです。
最終日、娘を特に気にかけてくれたお兄さんにお礼を言うと、彼はこう言ってくれました。
「彼女はただ少し怖かっただけだと思う。頑張ったよ。日本に帰ってからも夏を楽しんでね!」
サマーキャンプはこんな感じで終了したのですが、今でも私のエゴだったのかな~と考えてしまいます。
スポンサーリンク
短期留学の目的
短期間での語学の習得は到底不可能です。
短期留学をするのであれば、その目的をはっきりと決めることが大切だと思います。
今回私たちの短期留学の目的は、娘が「日本語を話さない人々が世界にいることを認識すること。それから異文化体験と本場の英語に触れること。」でした。
その他、ホームステイと観光を楽しむこと。
目的はもちろん大切ですが、短期留学(サマーキャンプ)では本人が楽しむことが最も重要だと思っています。
しかし実際、今回の短期留学でこれが達成できたかどうかは、、、微妙なところです。
不安の方が強かったのかな。
もしも短期留学の目的が「英語を使ってのスクール体験」のようなものであれば、わざわざ海外へ行く必要はないかもしれません。
日本にもサマースクールを開催しているスクールが沢山あります。
娘の通っているスクールでも毎年、1週間から参加可能な夏休み特別クラス(サマースクール)が3週間開催されています。
海外へ行くよりもぐんと費用を抑えられますし、日本語を使わずに英語のみで過ごす体験としては十分だと思います。
もちろん娘は毎年フルで参加しています。
でももしも来年、4歳になった娘を海外サマーキャンプに参加させることができるとしたら、私は日本人がいそうな地域を選びたいと考えています。
グアムなんか魅力的だな~。
娘が楽しめ、最高の経験ができるようなサマーキャンプ、来年に向けてリサーチしようと思います。
スポンサーリンク