子育て

待って、それ虫歯じゃないかも!

1.歯医者さんは好きですか?

皆さん、歯医者さんは好きですか?

私は自身は、好きでも嫌いでもないでのですが、子どもの頃は大嫌いでした。

私とは反対に、娘は「歯医者さん好き」と言い、歯医者さんへ行くことに抵抗がないようです。

私も娘も信頼できる先生がいるからこそ、歯医者さんへ行くことを苦痛に感じないのです。

 

私はもともとは歯医者さんなんて大嫌いでした。

子どもの頃、歯が痛くなってから治療に行くことが当たり前でしたし、歯医者さん=怖い、痛い、意外ありませんでした。

でも娘が生まれてからは歯に対しての意識がものすごく変わり、

「娘には虫歯を絶対に作らせたくない!虫歯0を目指したい!!」

そのためにできることはやりたい!!と考えるようになりました。

 

まずは歯科医療について調べてみました。

そこで分かったことは、昔の歯科治療と現在の歯科治療では大きな違いがあるということです。

 

その一つで、最も重要なことは予防歯科の重要性です。

 

 

2.0歳から始める予防歯科の重要性

今では当たり前になってる予防歯科。

予防歯科とは、虫歯や歯周病など治療が必要となってしまってから歯医者さんへ行くのではなく、それらにならないよう予防をしていくことを言います。

私も娘も、4カ月~半年に一度のクリーニングと歯科検診を欠かしません。

子どもを虫歯から守るためには親である私自身が出来るだけ口の中の細菌を減らすことがとても重要です。

なぜなら、虫歯菌は歯が生えた頃から3歳頃までの間に周りの人からの唾液によって感染するからです

特に1歳半~2歳半頃までが一番感染しやすく、感染の窓と呼ばれているのです。

★虫歯の母子感染

歯がない状態では虫歯菌は口の中で生きていけないため、赤ちゃんは虫歯菌を持っていません。

上述通り、虫歯菌は周りの人から感染してしまうのですが、赤ちゃんに一番身近な人とはお母さんです。

お母さんの意識によって、虫歯菌の増殖を予防することができます。

・感染を予防するためにするべきことは?

・赤ちゃんにとって身近な人がお口を綺麗に保つこと
・コップや箸、食器などを共有しないこと
・砂糖が入った食べ物、飲み物を控えること
・だらだら食べをさせないこと
・定期健診を受けること

私の住んでいる自治体では定期的に「親子歯科検診」が実施されていて、そこで頂いた資料の中にはこんな記述がありました。

ある研究結果で、2歳まで虫歯菌に感染しなかった子どもが4歳になった時の虫歯の本数は0.3本。

それに対し、2歳までに虫歯菌に感染した子どもの場合は4歳になった時の虫歯の本数は5本と、その差は15倍だったそうです。

この結果を見ても、子どもを虫歯から守るためには歯が生える前からの予防が重要であると感じます。

 

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3.気を付けていたはずなのに、子どもに虫歯?

子どもを虫歯にしないために予防歯科を頑張ってきた私ですが、ある夜、いつものように歯磨きをしていた時のことです。

2歳の娘の歯に穴のようなものを見つけてしまいました。

本当に小さな穴、、、あな?

変色してるだけ?何?虫歯?

よーく見なければわからない程ですが、確かに何か穴のようなものがありました。

すぐにかかりつけの歯医者さんに電話を入れ、診てもらうことにしました。

結果、虫歯ではないとのことでものすごくホッとしました。

そして、「これはエナメル質形成不全です。」とのことでした。

 

4.エナメル質形成不全

エナメル質形成不全とは、歯の表面を覆っているエナメル質が正常に形成されない状態で、虫歯ではないそうです。

娘の場合、「症状は軽度だけれど、これを初期虫歯と診断する歯科医師もいます。でも虫歯ではないので大丈夫ですよ。大丈夫と言いましたが、虫歯になりやすいことは間違いないので定期的にチェックしていきましょう。」との説明を受けました。

 

そして娘の3歳児歯科健診でのことです。

先生の助言通り初期虫歯」との診断を受けたのです。

それでもその時は焦りませんでした。

なぜなら健診の少し前に、定期歯科検診に行っていたからです。

先生には「症状は進行していないので大丈夫ですよ。」と言われたばかりでした。

信頼できる先生の元で定期的な歯科検診を受けていたおかげで、無駄な治療をしなくて済んだことは本当に良かったです。

 

5.シーラントで虫歯予防

エナメル質形成不全のほかに、娘の奥歯の溝の深さも気になっていました。

先生に相談したところ、奥歯8本をシーラントという方法で虫歯予防することになりました。

★シーラントとは

シーラントとは、奥歯や前歯の溝をプラスチック樹脂の一種で一層埋めることによって、虫歯を予防する方法のことを言います。

またシーラントにはフッ素が含まれているため、歯の表面を強化してくれる効果もあります。

主に生えて間もない臼歯や乳歯の奥歯に行い、年齢では3歳~12歳頃までの時期での治療となるようです。

実際に私の娘も3歳の時にこの治療をしていただきました。

ただし、シーラントをしたからと言って絶対に虫歯にならないというわけではなく、あくまでも虫歯予防のための治療だということを理解し、日々の歯磨きと歯間ブラシでのクリーニングを怠らないことが大切です。

 

5.良い歯医者さんの見分け方

今までに色々な歯医者さんに行きましたが、先生によって治療方針も違いますし、そもそも出来る治療すら違うことを理解する必要があると思います。

 

良い歯医者さんだと思う点をあげてみます。

・説明がとにかく丁寧で、どんな質問にも答えてくれる
・いつも低姿勢で接してくれる
・治療方針に患者の意見を聞き、一緒に考えてくれる
・立地が良いとは言えないが人気
(予約が取りずらいことは人気である理由)
・もちろん腕が良い

 

以前、先生とこんな会話をしたことがあります。

私「先生!歯科矯正をする場合、どのくらいの費用がかかりますか?」

先生「makikkoさんの場合、あごの骨が固いので部分的にやるよりはマウスピースで全体をやった方が負担が少ないです。期間は大体1年ちょっとで、費用は50万くらいかな。高いのですぐに決める必要はないですよ。」

私「え?思ったよりも全然高くないです。50万で出来るのですか?」

先生「立地が立地ですからね。治療費に上乗せして患者さんからいただいていますから。」

こんな感じの会話でした。

駅に近いなど、立地の良い場所であるほど、同じ治療でも治療費が高くなるようです。

 

気になる歯医者さんを見つけたら、まず電話をしてみましょう。

人気のある歯医者さんは新規予約が数ヶ月後になるかもしれませんが、歯にトラブルが起こる前に一度クリーニングや歯科検診で受診してみることをお勧めします。

そうすることにより、何かあった時にはすぐに対応してもらうことができます。

予防歯科はメリットしかありません。

迷っている方は迷わずに歯科検診から予約してみましょう。

 

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