Dora the Explorer、知っていますか?
もう10年以上も前の話ですが、私が海外で生活していた時に放送されていた子ども向け知育番組に、「Dora the Explorer」(日本語のタイトルは「ドーラと一緒に大冒険」)というものがありました。
今も放送されているかどうかはわかりませんが、大人の私が見ても楽しめ、さらに勉強になるフレーズが沢山出てくるので、いつか私が子どもに英語を教える時が来たときには絶対に見せたい番組だな~と思っていました。
主人公はDora(ドーラ)と言う7歳の女の子で、英語とスペイン語を話すバイリンガルです。
ヒスパニック系移民が英語を学ぶための番組のようで、主人公Doraは英語をメインに話しますが、ときどきスペイン語が混じったりします。
英語も、スペイン語さえもとても上手に教えてくれるのが魅力ですね。
日本でも以前は放送があったようですが、今は残念ながらTVでは見られないようです。
私はDVDを購入して娘と一緒に楽しんでいます。
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Doraは仲間と一緒に色んな場所に冒険(Explorer)に出かけるのですが、子どもが理解しやす様同じフレーズを繰り返し使ったり、音楽にのせて英語のフレーズを覚えやすくしてくれたり、登場人物たちと一緒に視聴者がチャレンジできるように質問を投げかけてくれたりと、Doraと一緒に考えながら物語が進んでいくのでとても勉強になります。
さすがに1歳の娘にこのDVDを見せたときは興味を全く示しませんでしたが、現在2歳の娘はDoraの質問に答えながら楽しそうに視聴しています。
Doraの質問に答える娘
今回紹介するのはDora the explorer の Egg Hunt の中の一部です。
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what's inside this egg?"
こんな風に、Doraの質問に答えながら物語が進んでいきます。
Doraと一緒に冒険をしながらゴールを目指す途中で、Eggが盗まれるハプニングや、様々なトラブルを乗り越えていかなければならない場面が出てきます。
そんな時は、Doraが視聴者に”I need your help!”と言って、一緒に問題を解決していこうと問いかけます。
そして最後はお決まりのセリフ”We did it!!”で終わります。
繰り返される基本のパターンが学習に良い
Dora the explorerを英語学習におすすめする理由は、参加型で楽しいストーリーだけではありません。
毎回ストーリーは違うものの基本的な構成が同じで、同じフレーズが何度も何度も繰り返されるため、子どもたちが覚えやすい上に応用が効くという、考えられて造られた作品なのだと思います。
例えば、
Where do we go first?
where do we go next?
Where are we going?
Where's the map?
などは毎回出てくるフレーズなので、Whereだけでもこの4通りの言い回しを覚えられます。
他には
Do you know~?
Do you see~?
Can you see~?
Do you find~?
Can you find~?
Les' find~!
これらは内容によって後に続く言葉は変わりますが、Doraが毎回視聴者に問いかけてくれる決まったフレーズです。
でも何より大切なことは、出てきたフレーズを日常で使うことではないでしょうか?
はじめて英語を学ぶ子どもには難しい
本当におすすめの英語番組なのですが、全く英語がわからない子どもに見せるには少し難しい番組かもしれません。
幼児向け英語番組とは言え、Eテレの「英語であそぼ」やベネッセの「こどもチャレンジ」とは英語のスピードが全然違います。
Dora the explorerで英語を学ぶ前に、英語の音楽や簡単な日常会話を親子で楽しみながら、先ずは英語に触れることが必要かな、と思います。
以前別の記事で書いたのですが、子どもとの朝の会話を英語にしてみるのも良いかもしれません。
あるいは、親が最初にDora the explorerを視聴して、出てきたフレーズを日常に取り入れてみたりとか、、、
毎日少しの積み重ねが必要で、それが必ず結果に結びつくと私は信じています。
週に一度英語教室に通わせるくらいなら、毎日数分でもYouTubeで子どもの歌を見せ、聴かせてみたり、ちょっとした英会話を親子で楽しんだりすることの方が効果があると思います。
(英会話に通うのであれば学んだことを日常で使うことが重要ですね。)
親子で楽しく、が語学を学ぶ上で何より必要なキーワードになるのではないかなと思います。