幼児英語、整理整頓、日々のこと

watashinokurashi.com

手放せないモノ、多すぎませんか?

部屋が片付かない原因

先日、地域の子育て支援施設にて「整理収納の基本」についてお話しをさせて頂く機会がありました。

お話しを聞きに来てくださったのは乳幼児子育て中のママさんたちです。

皆さんそれぞれに整理整頓についての悩みがあり、何とかしたい気持ちがあるのに、何をどうしたら問題が解決するのか分からずにいるとのことでした。

乳幼児を育てながらの家事育児は簡単なことではありません。

ですが、整理され、モノがきちんと収納出来ている家であれば、片づけ、掃除をすることは難しいことではありません。

実際に我が家には2歳の娘がおりますが、部屋が一日中散らかっていたことは1日もありません。

整理整頓のシステムがきちんと出来ていれば、誰にでも散らかりっぱなしの部屋から脱出することは可能です。

整理整頓のシステムとは

片付かない最大の原因は、使っていないもの、必要のないモノまでもを手放さずに収納しようとしていることです。

結局収納出来ず、散らかる、、、

整理=モノを減らすこと

これがちゃんと出来ていなければ家はモノで溢れかえります。

収納場所にも限りがあります。

使わないモノで大切な収納場所を占領されてしまうのは本当にもったいないことです。

整理整頓のシステムが整った家と言うのは、

必要なモノ、使っているもの一つ一つに住所を設けてあげること

だと思っています。

整理整頓が上手くいかないママたちの悩み

「整理収納の基本」講座を聴きに来てくださったママたちに、質問をしました。

今、整理整頓のことで困っていることは何かありますか?

答えは以下の通りです。

1、ものが捨てられない

2、とにかくいつも散らかっている

3、おもちゃの収納、そしてその量に悩む

4、洗濯物を取り込んでもすぐに畳んで戻せない

これらの悩みは、どこで整理収納のお話しをしても大体同じです。

洗濯物」に関する質問が多いことは意外だったのですが、よく聞かれる質問のなかに洗濯物に関するものが多いことは事実です。

今後、これらの問題を一つずつ解説したいと思っていますが、今回は先ず一番の問題点である「ものが捨てられない」ことに焦点を絞って書いていこうと思います。

手放せないモノ=大切なもの?

モノが捨てられない

整理整頓を妨げる最大の問題点です。

私とママさんの間でこんなやり取りがありました。

★「もらったサンプル品は捨てますか?」

私、「サンプル品はもらいません。」

「えー?!サンプル品ボックスがあるー!」

★「子どもの作品は?」

私、「少しの間飾ったり、遊んだりするものもありますが、最終的には捨てます。」

★「着られなくなった服は?」

私、「メルカリで売ればいいのに~、と言われることがよくあるのですが、私は基本的に面倒くさいことが嫌いなので掃除に使って捨てるか、H&Mに持っていって古着の回収をお願いします。そもそもメルカリで売れるまで要らない洋服を待機させることが嫌です。」

意外と知らない方が多いようですが、H&Mに古着を持っていくと、3000円以上の購入で500円引きにしてくれるチケットと交換してくれるのです。H&Mで買った洋服以外でもOKです。

★「おもちゃの入っていた箱は捨てますか?」

私、「おもちゃの中には箱ごと収納しているものもありますが、基本的におもちゃに限らず箱に入って収納しているものは我が家にはほとんどありません。箱は捨てます。」

★「服や靴が捨てられない。いつか着ると思って、、、」

私「いつか着る日は来ません。手放します。同じようなモノが欲しくなったその時には、その時に買おうと決めています。そもそも流行のモノなどは特に、今の流行りなので今が終わったら着ることはなくなると考えています。もちろん思い入れのあるモノや高かったモノを手放す時には覚悟は必要ですが、手放す時に次回の買い物の際に活かせる問題点をみつけることが出来たりもします。例えば、流行りだからと言って買ったモノが自分には似合わなかったので結局着なかった。次からは流行っているからと言って買うことは止めよう、と反省できます。それから、私に必要なものは大切に仕舞っておきたい服ではなく、今着られる、お気に入りの普段着です。子どもと毎日公園に行くので汚れても気にならない、かと言ってどうでもよい服とは違う、そんな服がメインです。そして、それらの服は大体ワンシーズンでさよならします。繰り返しますが、いつか着るかもしれない服、ではなく今着る服が必要です。」

「そうだ!いつか着る服は沢山あるのに今日着ていく服がない、、、」

「逆に手放せないモノって何ですか?」

私、「私にだって大切なものはありますよ~!!(爆笑)でも今までの話の中で手放せないものはありません。モノで溢れかえった部屋になるくらいならばモノは手放します。それに、ワードローブに入るだけ!1つ買ったら1つ手放す、というルールを決めてそれを守っています。」

私からも皆さんに質問です。

★「手放せないモノって本当に大切なモノですか?実はなくても困らないモノが多くありませんか?

皆さんそろって「納得!」

「でも捨てられない~」

整理をすることをマイナスに捉えない

モノを手放すことは勇気のいることです。

決して簡単なことだとは思っていません。

しかし、整理整頓ができないという悩みの問題点は、モノを手放せば解決することがほとんどです。

現状に問題や不満があるのでれば、現状を見直し改善しなければなりません。

自分が変わらなければ始まらないことに気付く必要があります。

問題点は分かっているのに実行に移せないのあれば、この先何も変わらないでしょう。

現状に困っているのであれば、所有しているモノたちと一度向き合って見て下さい。

「これ、買ったのに何で使っていないんだろう?こんなものいつ買った?」

使わないモノたちには使わない理由があるはずです。

その理由が分かれば今後の買い物の仕方も変わってくるはずです。

モノは意識をしないと減らすことができませんが、無意識のうちに増え続けます

増えやすいモノだからこそ、私は適当にモノを買ったりはしません。

100円だろうが1万円だろうが、買い物の際には気に入ったモノを吟味して購入します。

適当に選んでまあいいか、と選んで買ったモノは必要でなくなる可能性が高いからです。

また、お気に入りのモノは大切に使うことができます。

毎日使うモノって意外と少ないんです。

使わないモノを大切に仕舞っておくこと、やめませんか?

もったいないこと

使わないモノで収納スペースを奪われること、もったいないと思います。

「もったいない」の意味はモノを使わずに仕舞っておくことではありません。

そのモノを使ってあげないほどもったいないことはないと思います。

モノは仕舞っておくために所有するものではありません。

そのモノを作った人は、誰かに使ってほしくて作ったのモノで、押入れて出番を待つだけのために作ったモノではないはずです。

「もったいないモノ」を家から減らしていくことが、整理をする際に頭に置いていてほしいキーワードにもなると思います。

おそらく整理が出来ない方の多くは、この「もったいない」の意味を間違って捉えていると思います。

「もったいない」の本当の意味を理解し、使っていないもの、必要のないモノを先ずは減らしていきましょう。

  • B!